はじめてのGPG 〜第6回 暗号化・復号をしてみよう〜
こんにちは、水珈琲(@mizucoffee)です。
今回は暗号化・復号をしてみましょう!
Contents
暗号化してみよう
$ gpg -e -r <公開鍵の情報> <file>
というコマンドで暗号化することが出来ます。-eは--encrypt、-rは--recipientの略記です。
-rに受取人の公開鍵を指定し、その公開鍵で暗号化することにより受取人の秘密鍵でしか復号出来なくします。
では、受取人を自分にして暗号化してみましょう。(暗号化するファイルは第5回で作ったfile.txtを使用します)
$ gpg -e -r <自分のメールアドレス> file.txt
すると、file.txt.gpgが生成されます。これが暗号化されたファイルです。
ちなみに、-rオプションは複数つけることが出来ます。例えば
$ gpg -e -r <自分のメールアドレス> -r <相手のメールアドレス> <file>
とすると、自分と相手だけが復号出来る暗号化されたファイルが生成されます。
バイナリが生成されるコマンドなので、-aオプションをつけるとASCII形式で出力することが出来ます。
復号してみよう
さて、続いて先程作ったfile.txt.gpgを復号してみましょう。
先に元ファイルを削除しておきます。
$ rm file.txt
それでは復号しましょう!
$ gpg file.txt.gpg
無事file.txtが生成され、中身も正常に復号されているはずです。
まとめ
署名の時より、シンプルであっさり終わったと思います。
次回は、署名と暗号化を併用してみます!
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