“Cannot use Accessory”の対処法
こんにちは、水珈琲(@mizucoffee)です。
最新のiOSでは「Lightning to USB 3 Camera Adapter」を使いUSBメモリを接続すると写真を見ることができます。
更にiOS13以降はファイルを操作することも可能になります。
しかし、このアダプタは電源供給が弱く(恐らくUSB 3.0の規格に準拠していない為)通常のUSBメモリは軒並み利用不可と表示されてしまいます。
エラー内容
Cannot Use Accessory
<デバイス名>: This accessory requires too much power.
原因
このエラーの原因はUSBデバイスが電力を消費しているからではありません。
USBデバイスが必要だと申告した「必要な電流(mA)」を見ているようです(USBの規格にあるんですかねこれ...調べても分からなかった)。
このUSBフラッシュメモリは504mAになっています。
手元にあるデバイスで検証してみた所、「100mAはOK、200mAはNG」でした。
100mAで動くのはマウスやキーボード位なのでUSBメモリは現実的ではないですね。
対処法
さて、原因は分かりました。ではどうすれば使えるのか?という話になってきます。
対処法は至ってシンプル、USBハブを噛ませれば良いのです。
USBハブ自体は消費電力が少ないので、単体を指してもエラーを吐きません。iOSはルートデバイスの消費電力のみを見ているので、その配下にどんなデバイスがあっても気にしません。
見た目は悪いですが、普通のUSBメモリ位なら全然動作します。
但し、この方法は抜け道のような方法です。普通のハブだと思ってデバイスを繋ぐと動作しなくなりますし、デバイスによっては1台だけでも動作しない可能性があります。お気をつけください。
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ありがとうございます!最近買ったiPadから無線が使えない環境でPDFやword文書をPCに移行させたくて四苦八苦していました。Lightning to USB 3 Camera Adapterを買ったものの上手くゆかず,USB-Hubを噛ませることも考えたのですが「どうぜだめだろう」くらいに思っていました。そんな中でたどり着いたのが,水珈琲様のこのページ。消費電力を偽装すれば道が開けると知り,さっそく試してみると…うまくゆきました!是非お礼が言いたくて,コメントさせていただきます。この記事を書いてくださり,本当にありがとうございました!