500円のUSB3.0のGbEアダプタを買ったお話

2019年8月14日雑記

※この記事は前のブログで2018年12月8日に投稿されたものです。最新の情報ではない可能性があります

こんにちは。水珈琲です。
近所のパソコン工房をフラフラしていたらジャンク品500円のUSB3.0-GbELANアダプタを見かけたので、残っていた2つを購入して来ました。まあ、よくあるな中華のやつです。

分解してチップを覗いたり、USB3.0を謳ってるので速度計測なんかをしたいと思います。ちなみに、記事を書こうと思ったのは、型番を調べても情報が皆無に等しかったからです。

色々写真がぶれてるのはご容赦ください…

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外観

パッケージ外観
本体外観

まあ、だいたいこんな感じです。「USB3.0 Gigabit Lan」という文字が最高にダサいです。

型番

まず、パッケージと本体に記載されている型番が異なります。パッケージに記載されている型番は「AKBP-USB30LAN」で、本体に記載されいてる型番が「LE8153」です。

パッケージ型番
本体型番

パッケージに記載されている型番はAKIBAPLUSというブランドによるもので、あまり参考にはならなさそうです。

一方、本体に記載されている「LE8153」は全く同じ型番でUSB-Cタイプも検索にヒットするので、おそらくチップの型番ベースだと思われます。

分解

基板

さて、早速分解してみます。

ベースのチップはカニさん(Realtek製)ですね。(定価が2000円程度だとすると)妥当なものだと思います。型番は「RTL8153」の様です。見えづらいですが、左下のチップは「25L4006E」です。

LED等は、LANの端子部を含め一切ありません。正直LEDは無くて良い場面の方が個人的には多いので別にいいかなという印象です。写真下部の通り、きちんとUSB3.0用の結線もされていますね。至ってシンプルな構造でした。

ちなみに動作に支障は無いですが、LANケーブルが刺さった時の感触がいまいちです。安物ですね。

動作・速度

さて、ここからは実際にPCにつないで動作を見ていきます。

検証方法

ThinkPad X230とThinkPad L540の2台にLE8153を接続し、Cat.5eのケーブルで2台を直接接続しiperf3でスループットを計測します。

OSは双方ArchLinux、ポートはもちろんUSB3.0です。

ArchLinuxなので参考になるかは微妙ですが、ドライバの導入は必要ありませんでした。ですが、かなり有名なチップなので、大体のOSは自動的に認識するはずです。

検証結果

iperf3

iperf3による計測の結果、941~942Mbpsで張り付くという結果になりました。500円でこの結果なら十分すぎると思います。

ちなみに、双方のThinkPadに搭載されているIntel製の有線LANポートでは934Mbpsでの張り付きだったので、このアダプタの方がほんの少し早いみたいです。

まとめ

結構良いおもちゃだったと思います。こういうアダプタは持ってて困るものでもないのでいいですね。搭載チップも有名なものでLinuxで簡単に使えるのもGoodです。アンブランドな中華製品はドライバを作る経費を抑える為にメジャーなものが使われているのでオススメだったりします。

ではまた、何か変なおもちゃを見つけた時に記事を書きたいと思います…!