CSS3の間接セレクタ「~」を活用しよう!

こんにちは、水珈琲(@mizucoffee)です。
今回は、CSS3で実装された「~」(間接セレクタ)というとてつもなく強力なセレクタを紹介します!
このセレクタが使えるようになると、今までCSSでは出来なかったような表現が可能になります。
「~」セレクタってなんだ?
「~」セレクタは「S1 ~ S2」と表記して使用します。
S1要素より後ろにある、同じ階層のS2要素全てに合致します。
具体例
#main ~ .sub
とした場合、下の図の赤い文字の部分が該当します。
body │ ├ div#main ├ div.sub ├ div.main ├ └ div.sub └ div.sub
div.mainの中にあるdiv.subは、div#mainと同じ階層ではないので該当しません。
なにが嬉しいの?
一見、あまり使いみちの無いセレクタのように思えます。
しかし、:checkedというセレクタを併用すると今までJavaScriptでしか実現できなかったメニュー等がCSSだけで実装できるようになります。
:checkedの使い方を確認しよう
S:checked疑似クラスセレクタはSに該当するチェックボックス、ラジオボタン、オプションボタンが有効な場合に合致するセレクタです。
アコーディオンメニューを作ってみよう
それでは、~セレクタと:checkedセレクタを使ってアコーディオンメニューを作ってみましょう。
開閉する機構を作ろう
まずは必要になる要素を書いていきましょう。
- 状態管理用のチェックボックス
- 内容(隠しておく要素)
チェックボックスにチェックが入っているかどうかを見て内容を開閉するので、必ず内容より手前に配置してください。
それではCSSを書いていきましょう。
先程説明した~セレクタと:checked疑似クラスセレクタを使用します。
すると、以下のような結果になるはずです。
チェックボックスをチェックしてみましょう。.contentが表示されるはずです。
ボタンっぽくしよう
大元の部分は実装できました。しかしチェックボタンのままというのも寂しいですよね。
というわけで次はボタンっぽい感じのデザインにしてみましょう。
ラベルを作り、checkboxをhiddenにしました。
ついでにCSSもざっくり整えておきます。
いい感じになってきましたね。
アニメーションをつけよう
いきなり現れるとユーザーもびっくりしてしまうので、いい感じにぬるっと現れるアニメーションも付けてしまいましょう。
アニメーションなのでCSSだけをいじればOKですね。
そのまま使えるデザインではありませんが、これをサクッと作れる力があればCSSでの表現が広がるはずです。
まとめ
~セレクタの使い方と:checkedセレクタとの相性の良さを感じてもらえましたでしょうか?
CSS 3になり色々なセレクタが増え、よりパワフルに使う事ができるようになりました。
きちんと実装すればアコーディオンメニューに限らず、下のようなハンバーガーメニューもCSSだけで作れてしまいます!
是非、面白いセレクタ「~」を活用してみてください!
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