無料DNSサーバ1.1.1.1は本当に安全で高速!
※この記事は前のブログで2018年11月28日に投稿されたものです。最新の情報ではない可能性があります
こんにちは。水珈琲です。
最近ちょっと不思議な記事を見つけました。
https://btopc.jp/repair/1-1-1-1.html
というわけでこの記事に(勝手に)マサカリを投げたいと思います。
この不思議な記事の事をここでは「某記事」と呼ぶ事にします。
矛盾点
某記事では、実際に速度を測って「自動」より遅くなったので1.1.1.1を使う理由は無い。と結論付けています。
DNSの機能と仕組みをうっすらでも知っている方であれば、この内容に違和感を覚えると思います。
そう、DNSはURLをIPアドレスと紐付けるだけで通信部分は関係ないんです。
スピードテストは全く影響しません。強いて言えば”スピードテストの画面が表示されるまでの速度が”変わるわけです。
検証
というわけで、この記事では正しい速度を計測します。
ここでは有名なdigコマンドを使用し、1.1.1.1と8.8.8.8を検証します。
コマンドは
dig @1.1.1.1 mizucoffee.net
と
dig @8.8.8.8 mizucoffee.net
で各5回実行してグラフにします。
その結果がこちら
1度目はキャッシュが無いのでどちらも200msを超えていますが、2度目からは1.1.1.1が圧倒的です。
某記事では、「だいたい60ミリ秒が30ミリ秒になったとしても体感で判るとは思えず」と書いてありますが、実際にはかなり影響すると言えます。1つのページを開くのにも外部サーバーを使用している場合は何度もDNSサーバーに参照します。最近のページはリッチになってきているので、60msから30msになるのはとても大きいです(1.1.1.1と8.8.8.8であればおよそ6倍の差がありますね)。
ぱっと計測しただけでも、1.1.1.1を使う価値は十二分にあります。
記事を読んでいる皆さんはくれぐれもDNSの速度を測るのにスピードテストなんて使わないように…
最後に
最近はググレカスという単語が時代遅れになってきているという意見も耳にします。
SEOが強ければ内容は正しかろうが間違いだろうが詳しくない人は信じちゃいますよね。
正しい知識を見つけられるようになりましょうねー。
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